給与は投資 賞与は実績
当社でも年に一度、人事評価が実施されます。
この会社評価会議で社員の成果を評価し、次期の給与が決まります。
そもそも給与とは企業にとってどういうものなのか?
給与は「このぐらいの仕事をしてもらえるだろう」という期待のもとに決まります。
その期待値通りに仕事をしてもらえるかどうかは確実ではありませんので、投資となります。
面接だけで働きぶりを見抜くのは、なかなか難しいですね。
継続して働いている人の昇給にしても、その人が昇給分の期待に応えられるという確実性はないので、これも投資となります。
賞与は、企業が出した利益、もしくは出せそうな利益をもとに支払うので、その人の働いた結果をもとに決めることができます。
ですから賞与は実績に対する配分となります。
企業が成果を上げてくれた人の功労に対して支給するのが賞与です。
これが本来のあり方なのです。
賞与は固定給ではないのです。
そうでなければ、頑張っている人と、そうでない人の差がなくなってしまうので、頑張っている人はやりきれない気持ちになってしまうでしょうね。
企業にとって『給料は未来に対する投資』、『賞与は過去の実績に対する配分』ということになります。
このようなことを意識してみると、働き方が変わっていくのかもしれませんね。