KOIKE BLOG

株式会社アライズの代表である小池正行の、日々の気づきや思いの記録

「丸くおさめる交渉術」

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「日本一裁判しない弁護士」の三谷さんが、本を出版されました。

「丸くおさめる交渉術」

三谷さん、おめでとうございます!

 

【本書の内容の一部】
・あなたの交渉がうまくいかない理由
・丸くおさめる交渉の3つのポイント
・最初の条件提示は相手から
・相手も自分もトクする最強の交渉術
・交渉の最初に聞き出すべき5つのこと
・上手な期限の利用法
・伝える内容より伝え方
・説得する人、すべき人
・バトナを準備する
・落としどころの見つけ方
・相手が譲歩してくれないときの対処法
・交渉を左右する「ピークエンドの法則」
・ご縁を次につなげる上手な断り方
・ご縁が切れない上手な断られ方
・テレビドラマから学ぶ弁護士の交渉術

 

拝読させていただくのが、楽しみです。

管理職の誤解

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30代になると管理職になる人たちが増えてきます。

社内外を含めて、下記のような管理職になった人に出会うことが時々あります。

 

パターン1

人一倍頑張って、やっと評価されて役職に就けて最初は真摯な気持ちでいたはずなのに、いつの間にか自分が一番正しいと思い始めてしまう人

 

パターン2

自分が努力してきた方法や自分のタイプを部下に押し付けて、それができない部下を批判する人

 

パターン3

会社のことを第一に考えていることはわかるのですが、部下に対するコミュニケーション力が乏しすぎて、本来の意味合いが通じず、批判されてしまう人

 

パターン4

管理職の立場なのに振る舞いや部下への対応が先輩社員と同じレベルでしか対応できず、自分の立場をわきまえられない人

 

もちろん、素晴らしい管理職の方々も沢山いらっしゃいます。

ただこの4パターンの管理職の方々にお会いすると、もったいないな~と思ってしまいます。本当に残念に思えて仕方ありません。

周囲が見えなくなり、自分一人の力でここまでこれたと思ってしまうのでしょう。

 

周囲に対する感謝の気持ちが消えてしまったのです。

勿論当社の管理職であれば、軌道修正してもらいますが、社外の方々にはどうしようもありません。

 

 

「素直」「感謝」「謙虚」忘れてはならない大切なキーワードです。

 

自分自身も驕りが出ないように日々反省ですね。

『履き物を脱いだらそろえる』

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私も子供への躾の一環として、脱いだ履物をそろえることを言い続けてきました。


単に見栄えがいいとか、出かけるときに履きやすいとかそんな単純なことではないのです。

 

禅の世界では、「脚下照顧(しょうこきゃっか)」等ともいいます。

子供にもわかりやすく書かれた詩があります。

 

はきものをそろえると 心もそろう

心がそろうと はきものもそろう

ぬぐときにそろえておくと

はくときに心がみだれない

だれかがみだしておいたら

だまってそろえておいてあげよう

そうすればきっと 世界中の

人の心もそろうでしょう

 

 

たかが履き物の脱ぎ方ですが、されど脱ぎ方です。

人は皆、日々いろいろな判断を迫られ、小さな問題から大きな問題まで乗り越えていくためにも常に心を整えて冷静な判断が必要ですね。

 

目には見えにくい心のような内面は、実は全て表面化してしまいます。

些細なことにも気をかけていきたいものです。

リー・クアンユー

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シンガポールの初代首相のリー・クアンユー


何もなかった島国を他の国から必要とされる国へと発展させ、世界第4位の金融センターにしていった。

そんな彼のコメント。

 

「要は急がば回れだ。過去につちかってきた習慣や既得権を捨てたがる人はいない。ただ、一国として存続するには、ある種の特色、共通の国民性をもつ必要がある。圧力をかけると問題にぶつかる。だが、優しく、少しずつ働きかければ、同化はせずとも、やがて融合するのがものの道理だ。」

 

 

まさに、その通りだな~

 

今までの自分のスタイルを反省しつつ、リー・クアンユーのように少し時間をかけながら人の感情と融合するようなやり方を考えていきたいと思う。

 

まだまだ精進が足りません。

『学ぶ』は『まねぶ』

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学ぶことは真似ることから始まるという意味合いで、『学ぶ(まなぶ)』は『まねぶ』とよく言われます。

本当に真似ることで学んでいくことができるのか?

 

 

答えはYesです。

 

今までやったことがないことをできている人を真似ているうちに、できるようになるということがあります。

赤ちゃんが言葉を覚えていくのもこのようなことからです。

 

しかし、真似によってできるようになったからといって、何かを学んでいるとは言い難いですね。

 

では、どのようにしたら真似るから学ぶに進化していくのでしょうか?

 

それは、行動を徹底的に真似た後、そのアクションの理由を考えることです。

 

一つ一つのアクションには意味があります。

その意味に気がつくことで、単なる真似事が学びに変わります。

この腹落ちする感覚を得ることが、真似るから学ぶになっていくのです。

 

真似と反復の繰り返しにより、その事柄を習得し、その意味を理解していくと新たな発見があり、人は成長していくのでしょう。

 

『学ぶ(まなぶ)』は『まねぶ』ですね。

経営資源

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経営資源とは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」だといわれています。

最近では、「時間」も含まれるといわれます。

 

今回はこの「カネ」の使い方です。

 

中小企業ではこの「カネ」を使うのが得意でない会社が多いのではないでしょうか?

そもそも使えるお金がないということもあるのかもしれません。

 

しかし、これは経営者の考え方次第です。

経営者個人で貯めるか、納税してでも会社で貯めるか、未来に投資するかです。

 

中小企業を発展させようと思ったら、この順番で投資していくのが良いと私も思います。

 


①お客様の獲得

 

②人財育成

 

③インフラ構築


先ず、事業拡大のためには、いかにお客様を増やすかです。
そのために投資するのは当たり前ですね。

 

そのようにして集まったお客様に満足していただくためには、社員がしっかりと期待に応えられなければなりません。

放っておいて育つ社員はなかなかいませんから、教育は必至です。

 

その教育を受けた社員が、ノウハウやお客様情報を共有し、活かすためにもITインフラは必要です。

ITを武器にできるかできないかで雲泥の差が出ることは、間違いありません。

 


ですから

 

①お客様の獲得
②人財育成
③インフラ構築

 

この順番で投資していくことが必要なのですね。

 

経営資源の投資は本当に難しい判断になると思います。

しかし、実行しなければ発展もありません。

投資をこの順番で進めていくことで、更に発展していけるのだと思います。

リーダーシップとマネジメント

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「リーダーシップ」と「マネジメント」の違いは何かと聞かれて明確に即答できる人は意外に少ないのかもしれないので、改めてこの違いをシンプルにまとめてみました。

 

リーダーシップ
 定義           : 集団を一定の方向に導く影響力
 原動力          : 人間としての魅力、ビジョンの魅力
 トップのエネルギー    : 大
 ベース          : 信頼関係
 対象           : 一人ひとり
 メンバーのモチベーション : 期待に応えたい

 

マネジメント

 定義           : 組織に秩序と効率をもたらす仕組み
 原動力          : 権限、報奨
 トップのエネルギー    : 小
 ベース          : 規則、システム
 対象           : 組織全体
 メンバーのモチベーション : 良い成績をおさめたい

 


どちらがいいのかというようなことでは決してないのです。
事業を運営していくにはどちらも必要なことです。

 

これらをしっかりと理解し、使い分けていくことが必要ですね。